Rikka Zine Vol.1 Shipping


Rikka Zine Vol.1 Shipping

世界のSFを日本へ、日本のSFを世界に。

Photo by Michael Kabus

The Japanese Edition

Publication Date: September 25, 2022

Available in e-book and printed format.

日本語版

紙版 初版発行日 2022年9月25日 税込1980円

2段組 302ページ、オフセット印刷
電子版発行(2022年10月初旬 各プラットフォームで公開)税込1680円

The English Edition

Publication Date: November 5, 2022

Available in e-book on Kindle store, Google Play Books and our own webstore.

英語版 

初版発行日 2022年11月5日付で発行。

紙版(プリント・オン・デマンド)出版予定、電子版はKindle storeGoogle Play Books自前のオンラインストアで販売中。


どんな本ですか?

あたらしいSFとファンタジーの雑誌、その記念すべき創刊号です。

テーマは「Shipping」です。船出、配送、それに関係性などを意味します。このテーマに沿った短編小説(平均7000字/作)が18作、論考1作が収録されています。

収録作品の95パーセントは公募で集めた作品、そして残りはテーマにあった作品を見つけてオファーしたり、作家を執筆に誘ったりして集めました。

SF賞の受賞経験がある作家、注目の新鋭、創作を始めたばかりの方々まで執筆者は多様です。

収録作の7割超は本誌のために書き下ろされました。残りはテーマに合う既発表作ですが、海外作品はすべて訳し下ろし。日本語で読めるのは本誌が初です。

海外作家7人のうち、6人が日本初紹介で、皆さん25~35歳の新鋭です。

英語版には残念ながら日本版の全収録作は載りません。


どこで買えますか?/ How can I buy it?

日本語版(紙)は直接通販を行ないません。GreenFundingでの先行予約の締め切り後は、主にイベント出店時に入手していただくことになります。


お取り扱い書店の募集

 

つまずく本屋 ホォルさん (霞ヶ関 – 埼玉県川越市)

本屋B&Bさん(下北沢 – 東京都世田谷区) ※取り扱い予定。K-BOOKフェスティバル 2022 in Japan 連動企画K-BOOKフェアに合わせて販売が開始されます。

お取り扱いいただける書店様は随時募集中です。詳細は以下エントリをご覧ください。


日本語版目次

  • 第1章 Delivery (試し読み
    • 千葉集「とりのこされて」
    • レナン・ベルナルド「時間旅行者の宅配便」橋本輝幸訳
    • 木海「保護区」橋本輝幸訳
    • 府屋綾「依然貨物」
    • 伊東黒雲「(折々の記・最終回)また会うための方法」
  • 第2章 Weird (試し読み
    • 鞍馬アリス「クリムゾン・フラワー」
    • 稲田一声「きずひとつないせみのぬけがら」
    • 阪井マチ「終点の港」
    • 根谷はやね「悪霊は何キログラムか?」
  • 第3章 Chosen Family (試し読み  
    • ソハム・グハ「波の上の人生」暴力と破滅の運び手 & 橋本輝幸共訳
    • 灰都とおり「エリュシオン帰郷譚」
    • ヴィトーリア・ヴォズニアク 「残された者のために」橋本輝幸訳
    • 笹帽子「幸福は三夜おくれて」
  • 幕間(試し読み
    • 日本橋和徳「昇天する超巨大宇宙貨物船 論考アレステア・レナルズ」
  • 第4章 Immigration to New Worlds (試し読み
    • ロドリーゴ・オルティズ・ヴィニョロ「宛先不明の人々」白川眞訳
    • ファン・モガ「スウィート、ソルティ」廣岡孝弥訳
    • ジウ・ユカリ・ムラカミ「海が私に手放させたもの」橋本輝幸訳
    • さんかく「新しい星の新しい人々の」
    • もといもと「胡瓜より速く、茄子よりやおらに」

日本語版(初版 発行日:2022年9月25日) 正誤表 ver.1.0 (2022/09/23)

さっそく誤記が発見されています。誠に申し訳ございませんでした。

1.さんかく「新しい星の新しい人々の」の左下ノンブル(ページ番号脇)の作品タイトル末尾に「く」という不要な字が入っています。

2.翻訳作品の原題抜け(ジウ・ユカリ・ムラカミ「海が私に手放させたもの」)。また、各翻訳作品の書き下ろし/既発表作の翻訳し下ろしの区別がわかりにくい問題がります。電子書籍と第二刷以降には、以下の情報を1ページ追記いたします。

※掲載作はすべて、著者に直接許可を得て出版、翻訳しております。All the translated stories were translated and reprinted by kind permission of the author.

Originally published in + 初出リンクURL記載の作品は、既発表作の初訳です。それ以外は、本誌のために書き下ろされた英語原稿を翻訳しております。

Copyright Credits for the translated stories

  1. “The Time Traveler’s Delivery” by Renan Bernardo. Originally published in Simultaneous Times, Ep. 38, 2021. The text is available at The Simultaneous Times Vol. 2.5, 2021. Copyright 2021 Renan Bernardo.
  2. “围护” by 木海. Originally published in 小科幻, 2021. Copyright 2021 木海. 
  3. “Our Lives on Tides” by Soham Guha. Copyright 2019 Soham Guha. Originally published in Megastructures (Mohs 5.5), 2020. Bengali translation “ঢেউ”, revised and translated by the author himself, published in Kalpabiswa, 2020.
  4. “For Those Who Stay” by Vitória Vozniak. Copyright 2022 Vitória Vozniak. 
  5. “The People of the Missing Recipient” by Rodrigo Ortiz Vinholo. Copyright 2022 Rodrigo Ortiz Vinholo.
  6. “스위트 솔티” (Sweet Salty) by Mogua Hwang. Originally published in 오늘의SF #2, 2020)
  7. “What the Sea Made Me Leave Behind” by Giu Yukari Murakami. Copyright 2022 Giu Yukari Murakami. 


Rikka Zine Vol.1 (English Edition)

In Rikka Zine Vol.1, Japanese SFF book reviewer & anthology editor Terrie Hashimoto introduces new voices in SFF (15 writers from east Asia, 4 writers from Brazil) using their genre expertise.

“Flightless” by Shu Chiba (JP to EN Tr. by Matt Treyvaud)

“The Time Traveler’s Delivery” by Renan Bernardo (Reprint, 2021)

“Enclosure” by Mu Hai (CN to EN Tr. by Judith Huang)

“A Flawless Cicada Skin by Hitokoe Inada (JP to EN Tr. by Kalau Almony)

“How much does a demon weigh?” by Neya Hayane (JP to EN Tr. by M. D.)

“Our Lives on Tides” by Soham Guha (Reprint, 2019)

“Elysium: A Tale of Homecoming” by Toori Haito (JP to EN Tr. by Brian Bergstrom)

“For Those Who Stay” by Vitória Vozniak

“Happiness Comes Three Nights Later” by Sasaboushi (JP to EN Tr. by Terrie Hashimoto)

“The People of the Missing Recipient” by Rodrigo Ortiz Vinholo

“What the Sea Made Me Leave Behindr” by Giu Yukari Murakami

Patrons of Rikka Zine Vol.1 / ご支援者様一覧

I am a basically one-man band, editing, promoting, maintaining this website and SNS accounts. I paid all of contributing writers, translators and proof-readers who helped me and dedicated to this new issue. Your support was what helped this all possible. Thank you very much!

I started an online fund-raising campaign from September 1 to September 20 to self-publish the magazine during the pandemic. My goal was to raise USD 3,500 in 20 days but it reached just TWO HOURS. I actually got over 310 backers, over USD 10,500 via a Japanese funding service called GreenFunding.

本企画は書評家・橋本輝幸によるソロ活動です。編集、宣伝、資金調達、このウェブサイトの制作やSNSの維持は、橋本が本業(※会社員です)と文筆業の傍らにおおむね一人で行っています。ただし本企画に投稿してくださった作家の皆様、翻訳家の皆様、校正者や査読者の皆様には大いに貢献いただき、助けられました。

せっかく集まってくれた人材にある程度の報酬を支払い、このコロナ禍の状況でも広く本を流通させるため、今回はGreenFundingというサービスでクラウドファンディングを試しました。20日で50万円を調達する予定だったのが、開始からわずか2時間で目標金額を達成し、359人に合計168万円以上をご支援いただくという望外の結果になりました。ご支援のほど誠にありがとうございました。

特に物価や書価も上がりつつあるこのきびしい時代に、本誌のために、おそらくより正確にはSFF文芸のコミュニティのために、1万円以上という大枚をはたいてくださった下記の方々に、改めて心からの感謝を申し上げます。

稲田一声
マナミ
げんなり
真中當
つるよしの
猿場つかさ
小浜徹也
古川桃流
八代七歩
渡邊利道
のむのむ
笠井康平
平林
unyue
渡辺公暁
ooto
佐々木倫
立原透耶
甘木零
murashit
空木春宵
大恵和実
奥村勝也
齋藤隼飛
厘時
鈴木美朋
taujun
阿部屠龍
辰.遠.
SFマガジンDVDコーナー担当
相楽
中村融
山岸真
てこぺん
渡邉清文
ふくすけ
春菜
nishimurakeiko
kamiko
鈴木ウタ

加えて、20人の匿名希望者の方にご支援いただきました。